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板倉町

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平成30年4月2日 平成30年度辞令交付式訓示

更新日:2021年6月4日

ただ今、新規採用者、昇格・昇任者、復職・再任用者、異動者に対して辞令を交付させていただいた。特に新規採用の皆さんには宣誓書の通り初心を忘れず笑顔・キビキビ・親切・丁寧・そしてスピードを持ってお願いしたい。また、わからないことは上司に聞いて、一日も早く馴染んでいただきたい。その他の皆さんは、今まで通り頑張っていただきたい。また、25年勤続の表彰を受けた皆さんには、これを契機に一層の奮闘を期待したい。管理職の皆さんには部下の指導をしっかりお願いしたい。管理職如何で若い職員の成長に影響があるので、しっかりその立場をわきまえて指導をお願いしたい。

最近感じていることがある。職員に占める町内外者の比率である。一定の年代以下であるが職員の町内在住の比率が50%を切っている。役場職員の本質は災害時において本丸にいち早く集合し、中心となって防災対応を行える体制を確保することと、町の施策に率先垂範し模範の立場に立つことだ。町外に住み子供を産み、住居手当を取得し、町外の市町の人口増に協力し、納税し、なおボランティアも不問にされ、町民の目線からも逃れる、どれを取っても町の公務員として首をかしげざるを得ない状況が多数を占める状況は看過できないし、皆で考えなければならない重要な問題である。優秀な人材の採用は当然だが、それと共に上記に挙げた町内在住職員は全ての面で貢献度は優っていることにどう対応をしていくか考える分岐点にきている。町外職員を冷遇することなく、町内職員の貢献度を検討する必要があることを前提に今年度出発したいと思う。

町の現状を簡単に述べるが、

  • 庁舎建設も遅れがあるが、年内完成を目指し進んでいる。
  • 板倉北川辺バイパスも完成ではないが開通した。
  • 小学校再編も統合に向けて具体的検討も真剣に行われている。
  • 防災情報伝達システムの導入や防災タワーの建設も予定され、ミニ防災ステーションの工事も始まっている。
  • 企業商業誘致もまあまあ順調に進んでいる。決定していたトライアルさんの工事も7月オープンに向かって始まっている。しかし、住宅販売はなかなか元気にならない。
  • 農業の新しい形「産・官・民・金・商」連携の6次産業化的な産地形成が見え始め、葉菜類施設栽培の大規模化も見え始めた。
  • 町内のあちこちで農地の大規模化、土地改良も進んでいる。
  • 合併協議も始まって1年になるが、いよいよ山場にさしかかっている。協議の中で板倉の福祉・教育を始めとした各部門のサービスの高さが浮き彫りになり、これが大きな障害となりつつある。町を守りながらの議論展開をしていくことになるであろう。

全体として少子高齢を実感している。生まれる子は45人前後、死亡者は175人前後と間違いなく年間130人程度は減少している。これは増田レポートの示すところと一致している一方、プラス面では求職率は1倍をはるかに超えており、当町の進出企業においてもパートさんの募集に苦労の一面が見える。トライアルさんも150人ほどの募集目標を持っている。いわゆる売り手市場になっており、若い労働力は特に重要になってくる。何事にも日の当たる面と陰の面があり、今後右肩下がりが一方的に悪い方向性という訳でないが、両面を見ながら新年度に邁進したい。全員協力して町民の為に頑張ろう。

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