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板倉町

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平成30年8月25日 ポンプ操法、慰労会に参加して

更新日:2021年6月2日

毎年、4月1日の消防団辞令交付式後、第1回の正副分団長初会議が開かれ、その席上で消防年間事業が検討・承認されます。ポンプ操法大会に向かって各分団の練習予定日の調整が行われ、指南役の署員と2人3脚の練習は始まる訳です。具体的には6月最終、もしくは7月第1日曜日に向けて実質約3か月の練習期間を各分団それぞれ頂点目指して頑張るというスケジュールになる訳であります。

私(町長)も約40年も前、第1分団の消防団員として4年間在籍した経験を持ちますが、もちろんその頃でもポンプ操法大会はあり、機関員、指揮者を経験し、組合大会も出場した経験もあります。しかし、練習開始は5月下旬からで約1か月位を予定し、それなりに短期間勝負ではありましたが血気盛んな大人が自ら役割を決め、練習日時を調整し、組織として一つの目標に向かいました。汗を流しながら定められた態度や行動を1晩2時間程度でしたが自分の仕事以上に集中し、練習を繰り返したことが今でも忘れられません。貴重な経験をしたと懐かしく思い返すわけです。

今はだんだん難易度が上がり、団員としての基礎習得の大儀を立て、3か月徹底的に訓練を通して消防車の取り扱いを、動作の基本とスピード・安全安心を基に学ぶわけでありますから、当時の我々と比較すればその完成度は数倍も上ですし、チームの和についても同じ事が言えようかと思います。

慰労会での選手の皆さんの組合大会に至るまでの3か月間を振り返っての挨拶は、3か月の体験を「同じ釜の飯を食った仲間」としてそれぞれ体からにじみ出る内容でした。その姿は甲子園での勝利チームインタビューを思わせました。これ程までに打ち込める消防団の魅力を是非多くの若人に経験してもらいたいと思う次第です。我々の時代は水が出せれば良いとの潜在的要望に対する訓練、未経験との遭遇と同じ活動目的を持った者同士の交流の場でしたが、何段も高いレベルの意識、目標を掲げての長い訓練期間は、町長として本当に有り難い限りであり、組合大会は惜しくも準優勝でしたが本年のポンプ操法町大会第1位の第5分団との反省会は美味な酒の酌み交わしで貴重な席となりました。

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