平成30年12月14日 第4回議会定例会閉会の挨拶
更新日:2021年6月2日
12月6日から9日間の日程で開会された平成30年第4回定例議会におきましては、12議案を慎重審議いただき、原案どおり可決いただきまして、ありがとうございました。また、土・日を挟んでの7日・10日には、久しぶりに7人の議員さんが一般質問で登壇されまして、活気を感じたところでございます。その内容は、新庁舎完成に関して、あるいは、館林市との合併に関して、さらには、資源化センター跡地や小学校再編後の空校舎再利用計画等について、それぞれ2名の議員さんから質問があり、他に、防災、町の今後の道路整備や、更なる福祉の充実等、考え方を伺いました。また、国語・英語教育の在り方も、教育長とも何回目の議論になるんでしょうか、熱い思いで国語教育の重要性を重ねて述べられている訳でありますので、教委として、そこの理解は進んでいるのかなと思います。
さて、11月27日に昭和村で村議選がございましたが、立候補者が定員に満たないということで補欠選挙が決定されたことはご承知だと思います。議員に何の魅力も感じない、区長がいれば議員は不要、議会の価値を認めない、給料が安すぎる等々、マスコミでその理由が追及されていました。市議選、県議選では、立候補者は若手も含めて多いと見受けますが、町村議会になりますと、平均年齢65歳程度、高齢者ばかりの傾向が強く、特に若い年代層の立候補は、少なくなるばかりであります。県議も、市議も、町議も、選挙の地盤の広さの違いはあっても、仕事上はおそらく同じ位の負担であろうと思いますが、給料があまりにも違うために、自営業でもなければ、専業として成り立たないと言われています。得票のベース、万人に一人、何千人に一人、何百人に一人、人数の違いに比例して給料体系が成り立っているとも言われていますが、ナンセンスを感じます。働く日数や、出務回数等の拘束日数の違いは、給料の違い程ないため、小さい町村部の議員は、割に合わないと言われています。小さな自治体程議員数も少なく、選挙民の目線も厳しいとも言われます。来春4月、我が町でも町議選が行われますが、郡内でも最も老齢化した我が町議会ですので、是非立候補者の増える方策を議論していただければと思います。また、今議会、我が町の3倍も規模が大きい大泉町では、活性化・合理性を追求してか、3日間の日程です。6月議会も3日間でした。14議案と我が町よりも多く、一般質問も同じく7人、時間の使い方が最も合理的とみられる面がございます。6月と12月議会に3日間で終了しています。我が町は、公表上は9日であります。給料は30万円に対し22万円と安く、勤務拘束日数は3倍。会期が長ければ、そのことに関係する職員数も、当然比例して、圧倒的に多くなっています。魅力ある先進議会とは、最少の投資で最大の効果を上げ、議員報酬にも効率的に作用できるような議会運営を研究するのも一方法と思います。大泉町的議運を研究することはいかがかと提案する次第です。給料を上げずに働き方を変えるだけで、9日を3日で行えば、3倍の効果になるということです。若い人が出やすい環境を研究する、対価を上げるということです。
いよいよ今年もあと半月です。いつもの年の暮れと同じく、年末の忙しさを感じていると、あっという間に新年になろうかと思います。2月12日の開庁、2月16日の新庁舎落成記念式典に向け、まずは各機関の法定検査をクリアし、現職場内の使用可能な調度・事務用品の整理・持ち込みも含んだ新規調達品を合わせた引っ越し作業等、1月中は、例年の新年初めの多忙さと重なって緊張が続くと思います。我々ももちろんですが、議員各位にも、体調に留意され、元気に新年を迎えられ、なお、4月改選に向けての新年ということで、今年は特別な新年でもあろうと思いますので、新年当初からの益々の御活躍を祈念したいと思います。皆様の御多幸を祈念し、閉会に際しての挨拶とします。