平成31年2月12日 開庁式における挨拶
更新日:2021年6月2日
おはようございます。2月12日友引、絶好の晴天に恵まれました。去る2月8日午後5時30分、議場に全職員を集めて閉庁式を行い、長年にわたって板倉町の喜怒哀楽を見つめ続けてきた庁舎に感謝を申し上げました。3連休を返上しての引越作業も完了し、いよいよ、旧庁舎から新庁舎へ業務の切り替えです。厳しい寒さの早朝、世紀の瞬間にお集まりいただき、大変ありがとうございます。
さて、本日までの経過をさらっと振り返りますと、長年の悲願であった新庁舎の建設を目指して、就任時から今日まで財政力の充実に努めてまいりました。平成24年7月、庁舎建設基本計画検討委員会を立ち上げ、場所:中央公民館南の高台、敷地面積:15,000平方メートル以内、延床面積:5,000平方メートル以内、投入金額20億円ほど、防災拠点としての位置付け、少子高齢化に配慮した、決して華美でなく、明るく使いやすい、町民のよりどころとしての庁舎等の全体像を、平成25年3月に答申いただきました。
2年後の平成27年3月、このことを基本に具体的な建設に進むための建設委員会を立ち上げ、幾たびかの不測の事態に遭遇しながらも、町民の皆様の御理解と関係各位の大きな御支援、御協力の御陰で、本日落成の運びとなりました。約6年余の長きにわたり、検討、計画、発注、工事、落札業者の努力等、総力の結集の具体的建物がこうして目の前に実現したわけで、私としてはただただ安堵と、関係各位に対し感謝に尽きるところであります。
この後、本日定時には仕事始めになるわけでありまして、これからの板倉町の、作られていく歴史の1ページ1ページをしっかりと見届ける、不動の中心的存在となるわけであります。
中で働く職員も含め、利用者の皆様には、慣れるまでの少しの間、勝手も違うことから、御迷惑をおかけすると思いますが、『建物は良くなっても、中身は良くなってない』などの苦情が出ぬよう、しっかり全員で頑張っていくつもりですので、温かい心と厳しい目線での御指導、御協力をよろしくお願い申し上げます。今年はこの後、年度が替わる前後には、防災ラジオを各家庭に配備させていただき、当庁舎を広域防災情報伝達システムの基地としても稼働させ、安全安心の礎をしっかり定着させたいと思います。
本日は、仕事始めの儀式ということでテープカットを行わせていただき、正式には、4日後の16日に記念式典、見学会、記念イベント等を計画していますので、16日をメインとご理解いただければ幸いです。今日から通常業務をこちらで始めますので、先々50年、60年、この庁舎を可愛がっていただき、当新庁舎を中心に、板倉町並びに町民の皆様の長きにわたっての平和と安寧、御多幸を祈念申し上げ、重ねて、職員も公僕として全力で頑張ることを代表してお誓い申し上げまして、町長としての挨拶といたします。