令和2年7月14日 公的広域避難と個人広域避難について
更新日:2020年7月17日
本町では、昨年10月の台風第19号において、70年ぶりの避難指示の発令により、約4,000人の皆様に14か所の避難所にて、一夜を過ごしていただきました。幸運にも、この時は利根川の決壊を免れ、大災害とはなりませんでしたが、今年もまた、出水シーズンが到来しており、残念ながら大災害がないとは断言できません。町としてできることから課題解決を図って安全安心に努めておりますが、この度、国から「未経験の1,000年に1度の大雨」による当地域に関する浸水想定が発表され、町の面積の約9割が浸水、水没する予測から、現下の避難所の数、収容可能人数が更に減少することが明らかとなりました。加えて、新型コロナウイルス感染症対策として、避難所でも密集が発生しないよう避難先の分散が必要となります。
このことは、多くの町民皆様の生命の危機となり得ることから、町民皆様には、広域避難を何が何でも自らのこととして考えていただき、避難先の確保に努めていただかなくてはなりません。水害の心配がない地域にお住まいの親戚、友人、知人その他の関係を頼りに、万が一の時、避難先として一時身を寄せられる関係を結んでいただく(個人としての広域避難(自主避難)所を確保する)必要があります。
町としての対応の考え方
- 原則として多くの皆様に、個人としての広域避難(自主避難)をお願いします。【水平避難】
公的避難所は、設備(スペース、プライバシー、安眠、食事、トイレ等の住環境)が十分には整っておらず、また、公的広域避難所は直前にならないと確保ができないためです。 - どうしても個人広域避難ができないかたのため、群馬県等に広域避難所の確保の要請を行います。【公的広域避難】
つきましては、町民皆様の広域避難に関する考え方を把握するための調査にご協力くださいますようお願いいたします。