北部公民館祭りのあいさつ要旨(令和4年11月27日)
更新日:2022年12月7日
一日一日と冬に向かう変化を感じる中、新型コロナウイルスの影響で開催できなかった3年ぶりの北部公民館祭りにご案内いただきありがとうございます。
新型コロナウイルスに初めて遭遇した3年前「日本の医学をもってすれば、一冬越す頃には何とかなる」と思っていましたが、まさか3年もの長きにわたって第7波、第8波と感染が流行し、ワクチン接種を4回目、5回目と重ねて行ってもなお、終息の目途すら立たない状況が続くとは想像もできませんでした。 幸いにも、風邪と同程度あるいはそれより弱いかもとの医学的見解がある中、3年目にしてゼロコロナからウィズコロナへと政策が変わってきています。人間にとって社会生活や経済活動がまひするという事は、人体で例えると血液が止まるのと同じような事であり、全体はもちろん指先にまで影響が出かねないとして、基本的な感染対策である「マスク着用、消毒の徹底、密を避ける、定期的な換気」に気をつけながら、コロナ禍以前の日常生活に戻していく以外にないとの判断に変わりつつあるようです。
このような状況から、第8波の入口に差し掛かっている中であっても、人の動きや経済活動を制約されることなく、学校生活も強く規制されていません。徐々に人の動きが戻り、完全ではありませんが、心配しながらも北部公民館祭りの再開にこぎ着けられたのであろうと思います。関係者の皆さまに感謝いたします。
もう一つ、この北部公民館の周辺で施工している大規模工事について触れます。板倉町では、地理的特性上、大水害が発生する恐れがあります。町内には低地が多く万が一のときにはほとんどの町民の避難が必要となりますが、現状は町内の避難場所が足りていない状況であり、自力で町民犠牲者をゼロにするため、新たな避難場所として北・東地区、学校周辺の高台地を選定し整備するとともに避難方法を確立するという流れのもと、議会、区長会、各種団体代表とともに真剣に考えて取り組んでいるところです。今年中に避難場所整備を完了させ、来年の出水期までに利用方法全般を検討し、町民に周知するところまで持って行く予定です。
コロナ禍の厳しい環境の中でも自らの日常生活を通して、学習や趣味、健康、交流、スポーツ、その他の特技等に生きがいや息抜きを感じながら頑張ってこられたそれぞれの部門の成果や発表を共有し、感激し、何かを発見することにより、新たな方向性の出発点としていただく貴重な1日となりますよう、また、新年に向かって元気で頑張れますようお祈り申し上げまして、お祝いのあいさつといたします。