犬の飼い方について
更新日:2024年8月20日
犬の飼い方について
犬の飼い主にはさまざまな責任が生じます。習性や飼育などに関する正しい知識を学び、責任をもって飼育しましょう。
犬の登録、狂犬病予防注射は飼い主の義務です
狂犬病の蔓延を予防するため、登録と狂犬病予防注射を受けさせることが飼い主の義務として定められています。
犬を飼い始めたら
生涯に1回の登録をしましょう。また所有者の変更、転出、転居、または飼い犬の死亡などがあったときは、環境下水道係へ届け出てください。
狂犬病予防注射
毎年1回、狂犬病予防注射を受けさせ、注射済票の交付を受けてください(生後90日以内の子犬は除きます)。交付された注射済票は首輪などに装着してください。
狂犬病予防注射は、動物病院で通年受けることができます。また、町では毎年春の集団注射(5月)と秋の補填注射(10月)を実施しています。板倉町に登録がある犬の飼い主へハガキでお知らせいたしますので、接種をお願いします。
飼い主の責任
犬を飼うということは、犬の命だけでなく社会に対しても責任を持つということです。愛情と責任を持って、最後まで面倒を見ましょう。
安全の確保
放し飼いは禁止されています
飼い犬が逃げ出さないように注意しましょう。庭につないでおく場合は、道路まで行かないように鎖やひもの長さを調節してください。飛び出しによる交通事故や咬みつき事故など、人も飼い主もケガをする危険があります。
首輪に鑑札
もし飼い犬が逃げ出しても、所有者明示があれば見つけ出せる可能性が高くなります。動物の愛護及び管理に関する法律において、ブリーダーやペットショップなどは、犬を販売する前にマイクロチップを装着・登録することが義務付けられています。下記関連リンクより確認をお願いします。
発情期には落ち着きをなくし、家を飛び出してしまうことがあります。予期せぬ繁殖を防ぎましょう。
災害に備えましょう
水やエサなどの備蓄、ケージに慣れさせるなど、災害が起こった時に飼い犬の安全確保のために、日ごろから備えておきましょう。
健康管理
飼育環境を整え、新鮮なエサと水を与えましょう
むやみに人間の食べ物を与えると飼い犬の健康に支障をきたす場合があります(ネギ類、チョコレート、キシリトール、ブドウなど)。たばこの煙や化学物質(消臭剤、殺虫剤、除草剤など)を犬が吸わないよう注意しましょう。いつもと様子が違うときは、早めにかかりつけの動物病院に相談しましょう。
病気の予防をしましょう
予防注射を受け、感染症を予防しましょう。寄生虫(フィラリアやノミ・ダニ)の駆虫をしましょう。定期的に健康診断を受ければ病気の予防や早期発見につながります。
周辺の住民や生活環境への配慮
飼い犬を大切に思うあまり、周囲への配慮を忘れていませんか。同じ地域には犬が苦手な人や動物に対するアレルギーを持っている人も暮らしています。迷惑に思っていても、近所付き合いの配慮から直接言いにくい場合もありますので、飼い主のほうから積極的に気を配ることが求められます。
犬の散歩について
フン尿の始末をしましょう
フンの処理袋を持っていき、適切に処理しましょう。また、水をペットボトルなどに入れて持って行き、排尿した場所を洗い流すといった配慮も必要です。
必ずリードをつけ、犬を制御できる人が連れ出しましょう
他人に咬みついてしまったなどの事故の多くは、散歩中に発生しています。飼い犬が興奮したり驚いて急に動いたときに、首輪が抜けてしまわないか、リードが長すぎないか、劣化していないか、点検しましょう。
鳴き声について
原因を考え、対策をしましょう
犬の鳴き声はよく響くため、近所に迷惑になりやすいものです。さびしいとき、遊びたいとき、通行人や散歩中の犬を見たとき、認知症による夜鳴きなど、犬が鳴く理由はさまざまです。
飼育環境を見直すことや、飼い犬に適切なしつけをするなどの対策をしてください。困ったときは、ドッグトレーナーや獣医師にも相談してみましょう。また、飼い主の留守中に鳴いていないかも気にかけておきましょう。
飼い犬が他人を咬んでしまったら
被害者の対応が最優先です
必ず連絡先を交換し、病院を受診してもらうなど、対応してください。治療費の負担割合などの民事については、行政は介入できませんので、当事者同士でお話ください。
関連リンク
- 群馬県動物愛護センター(外部サイトにリンクします)
- マイクロチップ情報登録制度(外部サイトにリンクします)