感染性胃腸炎(特にノロウイルス)について
更新日:2022年3月25日
感染性胃腸炎は、ウイルスや細菌による下痢やおう吐などの胃腸炎症状を起こす感染症であり、多くはノロウイルスが原因となります。主に冬場(12月~2月)に多発しますが、年間を通して発生します。手指や食品などを介して口から感染し、感染力が非常に強く少量のウイルス(10~100個)でも感染・発症します。
感染予防のポイント
食事の前やトイレの後などには必ず手を洗う
最も有効な感染予防策は手洗いです。石けんと流水で十分に行い、清潔なタオルまたはペーパータオルでふきます。タオルの共有は避けましょう。
下痢やおう吐などの症状がある人は、食品を直接取り扱う作業をしない
すでに感染した人が食事の調理などをすると、食べ物にノロウイルスを付け、それを食べた人が感染する可能性がありますので注意が必要です。
胃腸炎患者に接するときは、患者のふん便やおう吐物を適切に処理し、感染を広げないようする
感染者のおう吐物、ふん便には多量のノロウイルスが含まれています。ノロウイルスは乾燥すると空中に漂い、これが口に入って感染することがあります。このため、おう吐物等は速やかに処理し、処理中・処理後は十分に換気を行いましょう。また、アルコールには十分な消毒効果がない場合がありますので、必ず塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)を使用しましょう。
関連リンク
- 感染性胃腸炎(特にノロウイルス)について(厚生労働省ホームページ)(外部サイトにリンクします)
- 感染性胃腸炎について(群馬県ホームページ)(外部サイトにリンクします)