板倉町内の農場で発生した豚熱の防疫措置完了及び経緯について
更新日:2022年10月11日
板倉町内の農場で発生した豚熱の防疫措置完了に伴い、一連の経緯をお知らせします。
板倉町内で発生した豚熱について
発生場所
板倉町内農場
患畜確定
令和4年9月21日(水曜日)
豚熱とは
豚熱ウイルスにより起こる豚、イノシシの伝染病で、強い伝染力と高い致死率が特徴です。感染した豚は、唾液、涙やふん尿中にウイルスを排出し、感染豚や汚染物品等との接触等により感染が拡大します。
豚熱は、豚やイノシシの病気であり、人に感染することはありません。感染豚の肉が市場に流通することはありませんが、仮に豚熱にかかった豚肉や内臓を食べても人に感染することは世界的に報告されていません。また、豚熱ワクチンを接種した豚肉を食べても、人体に影響はありません。
経緯
- 9月20日(火曜日)、飼養豚に異状(食欲不振、死亡)が見られたと獣医師から群馬県東部家畜保健衛生所へ通報。
- その後、通報を受けた群馬県東部家畜保健衛生所が対象農場にて検体を採取。
- 同日午後、群馬県家畜衛生研究所にて豚熱のPCR検査を実施。
- 同日午後9時20分、群馬県東部家畜保健衛生所より12頭のうち10頭が陽性との連絡を受ける。
- 9月21日(水曜日)、農研機構動物衛生研究部門で精密検査を受けた結果、豚熱の患畜と判明。
- 同日午後6時、農林水産省と群馬県が報道発表のうえ殺処分を開始。
- 町の対応としては、同日午前中に地元行政区長及び地元町議会議員等を交えて、豚熱の検査結果の報告及び防疫措置を行ううえでの現地事務所、埋却地の説明や緊急を要するため住民説明会を報道発表と同時刻の午後6時に開催することを決定。住民説明会は本来地元住民のかた全員が対象であるが、大人数の開催となると新型コロナウイルス感染拡大が心配されることから、行政区三役及び総代までの出席とし、地元のかたにはチラシにて情報提供することを決定。
- 住民説明会では、群馬県東部家畜保健衛生所の職員より、発生農場、経過、防疫措置、殺処分、埋却作業及び農場の清掃及び消毒等について説明。(質疑応答については下記の関連ファイルに掲載)
- 9月22日(木曜日)、午前8時から群馬県建設業協会等が埋却作業を開始。
- 9月23日(金曜日)、午後1時45分に660頭の殺処分完了。
- 9月27日(火曜日)、正午にすべての防疫措置完了。
- 9月28日(水曜日)、午前中に県関係者及び建設業協会役員が来庁し、町に対して防疫措置の完了報告を兼ねた意見交換を実施。今後の経過観察に係る一定期間の巡回体制に関して県と町で連携することを確認。
埋却作業について
埋却作業
地中にブルーシート、フレコンバッグ及び消石灰等の対策により、国及び県の防疫基準に従って地域住民や周辺農地への影響が最小限になるよう埋却されている。
消石灰について
ウイルスや細菌など幅広い病原体に対して強力なアルカリ化作用や脱水作用、脱脂作用による消毒効果を示す。また、最終的には環境中の炭素と反応して安全な炭酸カルシウムに変化するため環境に与える負荷が小さい。
防疫措置関係者及び地域住民の皆様へ(お礼)
この度の防疫措置につきまして、県を中心に建設業協会、トラック協会、バス事業協同組合、JA、館林市、明和町及び地域住民の皆様のご理解ご協力をいただいたことに心より感謝申し上げます。
関連リンク
- 群馬県ホームページ(防疫措置完了について)(外部サイトにリンクします)
- 板倉町内の農場で発生した豚熱について(外部サイトにリンクします)