農業用施設からの油流出事故を防ぎましょう
更新日:2024年10月21日
農業用施設からの油流出事故の多くは、バルブの閉め忘れや機械の操作ミスによる人為的ミスと、タンクや配管の老朽化などによる腐食・亀裂の発生などの管理不備が原因で発生しています。流出した油は回収が難しく、火災発生の危険のほか、土壌や水質汚染により自然環境や周辺地域にも深刻な影響を及ぼすおそれがあります。
また、流出した油の回収費用や現状復旧にかかる費用は、流出事故を起こした人(原因者)が負担しなければならず、農業経営的に大きな損失になります。
農業用施設からの油流出事故を防ぐため、日頃からタンクや配管などを点検し、適切な管理をお願いします。
事故を起こさないために
- トラクターなどで耕うんする際は、配管部分を損傷しないように十分注意する。
- 施設の点検はこまめに行い、給油ホースが劣化していないか確認する。
- 暖房機を使用しない時期はタンク内の残油量を減らし、タンクのバルブを必ず閉める。
- 防油堤内に溜まった雨水は随時排水し、排出時以外は止水栓を必ず閉める。
- 防油堤内に不要なものを置かない。
(注釈)使用しなくなったタンクに残った油は適切に処分し、油が流出しないよう対応をお願いします。
流出事故を起こしてしまったら
- 速やかに所管の消防署、役場に連絡する。
- 流出元を確認し、流出防止対策を行う。
- 流出した油の回収などの応急措置を行う。