多重債務トラブルについて
更新日:2021年12月8日
多重債務トラブルとは
複数の金融業者からお金を借りて、月々の返済額や利息が増えてしまい、返済ができない上に生活も苦しいなどの状況です。
トラブル解決方法
大きく4つの解決方法があり、相談内容に適した専門機関(弁護士・司法書士)をご紹介します。
相談の際に相談者から債務状況や生活状況を伺います。
相談をスムーズに進められるよう契約書・振込通知書・銀行通帳など契約内容がわかるものがあればご用意ください。
多重債務の解決方法例
- 任意整理弁護士、司法書士が債務者に代わって借金の減額・分割回数を交渉し債務整理をする方法
- 特定調停簡易裁判所が、債務者と債権者の間に入り、返済条件の軽減など話し合いによって債務整理をする方法
- 個人再生借金の一部を3年間程度で払うことを条件に、残りの借金を免除してもらう方法
- 自己破産裁判所の決定により、財産を債権者に分配した上で、残った借金を全額免除してもらう方法
多重債務にならないために
- キャッシングの利用を安易に考えないようにしましょう。
- クレジットカードや消費者金融を利用するときは、必ず金利計算をしましょう。
- クレジットカードはできるだけ枚数を増やさないようにしましょう。
- 返済のための借り入れをしないようにしましょう。
よくある質問
Q:消費者金融3社で合計300万円借りている。返済はもう7年近くしているが、返済が困難になってしまった。自己破産したほうがいいか。
A:取引期間が長いので、自己破産をする前に取引履歴の開示請求をすることをお勧めします。利息の再計算をすることで、元本はすでに払い終わり、過払い金が発生している場合もあります。過払い金が発生していた場合、自分で業者に返還請求するか、弁護士・司法書士に依頼し、過払い金の返還交渉をしてもらうとよいでしょう。
関連リンク
- 日本司法支援センター法テラス(外部サイトにリンクします)