重要文化的景観 利根川・渡良瀬川合流域の水場景観
更新日:2024年2月2日
重要文化的景観の国選定になりました
関東地方では第1号となります。利根川、渡良瀬川合流域の水場景観が、水と共生する生活生業の文化が価値の高い文化的景観として評価されたものです。
板倉町は利根川、渡良瀬川合流域の水場景観として、大河川の合流域で形成された水と共生する生活生業の文化が価値の高い文化的景観として選定されました。板倉町には、利根川と渡良瀬川との合流域(江戸時代中頃まで)に形成された広大な低湿地と自然堤防が展開しており、水場と称されています。古来より、オオミズの害と益を受けながら、生活を営むためのさまざまな工夫が行われてきました。なかでも中世末期から近世(約400年前)にかけて造られた囲堤(かこいづつみ)や流路変更などの大規模な治水事業や水利システムによって、現在の穀倉地帯が形成されてきた歴史があります。さらに豊かな生態系が育まれ、極めて良好な保全状態にあります。
選定概要
名称 | 利根川、渡良瀬川合流域の水場景観 |
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種類 | 複合景観地(農耕に関する景観地、居住に関する景観地) |
所在地 | 邑楽郡板倉町大字海老瀬の一部、大字下五箇の一部、大字板倉の一部 一級河川 利根川の一部、渡良瀬川の一部、渡良瀬遊水地の一部、谷田川の一部 |
指定面積 | 606.5ヘクタール |
概況 | 宅地、境内地、畑、田、山林、河川、水路、道路など |
(注釈)文化的景観とは営みとともに作られてきた景観地を言います。また、囲堤とは、文禄年間(約400年前)に造られた利根川(千代田~下五箇)・渡良瀬川(足利~海老瀬)の堤や海老瀬の下新田~上新田にかけての沼除堤(ドテ)などの堤をさします。
揚舟を観光活用 | 通り前橋(沈下橋)と旧古河住還 |
古利根川(水路が群馬県と埼玉県の境) | 水塚(オオミズのときの避難場所) |
川田(堀上げ田) |
関連ファイル
関連リンク
- 重要な構成要素一覧(マップで確認する)(外部サイトにリンクします)
- 風景計画と風景条例(外部サイトにリンクします)