文化財資料館 主な施設(展示室)
更新日:2023年11月17日
「水場(みずば)の部屋」と「板倉のむかしむかし」の2コーナーに分かれて展示してあります。ぜひご来館いただき、近くでご覧ください。
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水場の部屋
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板倉のむかしむかし
展示室(水場の部屋)
水塚(みつか)をもつ民家
平成23年に文部科学大臣から「重要文化的景観」に選定されました。
利根川と渡良瀬川の合流域にあったこの地域は、水場と呼ばれています。
水場に生きるために、先人たちは多くの知恵を育んできました。その代表的なものが水塚です。オオミズの時の避難場所です。
一般的に、盛土や堤防の上に建てられ、母屋よりも高く造られています。盛土の高さは、地域によって異なりますが、谷田川や利根川の堤防の高さに合わせている家もあります。
現在は、排水機場が整備され、オオミズの心配がなくなりました。昭和54年に343棟あった水塚は、今では、約140棟になりました。
漁具・漁法
板倉町は川や池沼が多く点在するので、生業の一つが漁労でした。あらゆる水界が漁場となりました。自給用はもちろんのこと、現金収入源としても重要なものでした。
池沼を漁場として冬季に行われた地曳網(じびきあみ)漁や投網漁、四つ手網漁、アミウケ漁などを模型でわかりやすく展示してあります。
ハズ、ダルマウケ、ドジョウウケなど、実際に使用していた漁具も展示されています。
雷電神社(企画展)
重要文化的景観の構成要素にも入っている雷電神社について、全3回の企画展を予定しています。
第1回目は彫刻です。本殿に施されているみごとな彫刻のなかでも、江戸時代から誰でも知っていたと思われる説話を題材とした彫刻を中心に取り上げました。
展示室(板倉のむかしむかし)
貝塚とは食糧とした貝の殻を捨てた所です。一回捨てるごとに一つの層ができます。この寺西貝塚の断面は約200層にわかれています。今から約7,600年前につくられたものです。
貝塚から出土する物は貝殻・土器・骨などがあります。貝の種類はヤマトシジミ・カキ・ハイガイなどです。貝塚は縄文時代の人々のくらしがわかる宝の山です。群馬県内で貝塚があるのは板倉町だけです。
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寺西貝塚剥ぎ取り
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三角縁仏獣鏡(レプリカ)
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遺跡から出土した土器
織姫の部屋
機織り機が4台あります。機織り体験希望のかたは、資料館にご連絡ください。
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織姫の部屋
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機織り機
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機織り体験
資料室
板倉町史と板倉町文化財研究誌の「波動」と情報誌の「波紋」、その他、板倉町のことがわかる冊子があります。群馬県内外の市史・町史もいくつかあります。他市町村の発掘調査報告書がかなりのスペースを占めています。
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蔵書
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波動
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板倉町関係書籍コーナー